第2章 モテ気到来
輝「も、もう無理!由女ー!」
そう言った輝は青ざめた顔で私の所に来た。
南奈「は…!?」
女の子もびっくりしている。
由女『は!?ちょ、何で私の所に来るのよ?!』
輝「だって、俺ああいう子苦手なんだよ!!」
由女『知ってるよ!』
輝「知ってたんなら助けてくれても良かったじゃん!」
由女『知らないよ!そんなの!自分で何とかしなさいよ!何で何時も私に言うのよ!?』
輝「だってお前しか頼れる奴がいねーんだもん!」
由女『なっ!?///』
それを聞いた私は少し頬が熱くなった。
一部始終を見ていた回りの生徒達も、「キャー?」「え、なになに!?」「どういう事だよ!?」と口々に言っている。
由女(こんなみんが居る前で何言ってんの、コイツ!)
流石に恥ずかしくなった私は輝を叩いた。
輝「いてっ!?」
由女『私にそんなこと言ってもなんの解決にもなんないわよ!男なんだから、シャキッとしなさい!シャキッと!それに折角声かけてもらってるのに、あの態度は失礼でしょ!』
あの子を見なよ!と私は輝に言った。