第8章 私の悩み
連れてこられたのは…空き教室…? 何でこんなところに…
由女『輝…? どうしたの? こんなところにわざわざ連れてきて。』
輝「……何で、逃げなかったわけ?」
由女『な、なにが…?』
輝…何か、怒ってる…?
輝「十邪の事だよ! 何であそこまで顔近づけられても逃げなかった?!」
由女『え、ちょ、輝…どうした』
輝「答えろよ!」
由女『きゃっ!?』
いきなり様子が可笑しくなった輝を見て、落ち着かせようとしたら、扉に押さえつけられた。
由女『い、痛いよ…輝!』
輝「好き、なのか?」
由女『…え?』
輝…?
輝「十邪の事、好きなのか? だから避けなかったのか?」
何を言ってるの? 輝…
私は、私は…