第7章 暖かい
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由女『ん…』
午前7時。窓から差し掛かる朝の光に起こされた私は目を見開いた。
由女『ふぇ?!///』
目を開けるとそこには、まだ眠っている輝の顔が私の目の前に飛び込んで来たからだ。
顔の近さに驚いた私は変な声を出してしまった。
その声で輝が起きてしまった。
顔が近いまま。
輝「……!! う、うわぁぁあああ?!!」ズザザッ!
由女『きゃあっ!?』
いきなり輝が叫びだすもんだから私はびっくりして悲鳴。
輝は私と目が合った瞬間、もの凄い勢いでベッドから後ろ向きで後ずさった為、落ちてしまった。
バタバタバタバ…
ガチャッ!
凪「どうした?! なにかあったの、か……って、なにしてんの。」
私と輝の悲鳴に飛び込んできた凪斗は扉を開けるなり、ベッドの上で呆然とする私と、何故かベッドからは輝の足しか見えない状況を見て、凪斗は驚いたような、呆れたような顔をして私達を見つめた。