第2章 黄緑✴︎野河奈 宗馬
少女の声は子供特有の高く耳につく声
「だーれかだーれかいませんかー?」
なんども繰り返し繰り返し聞こえる歌
そして少しづつ大きくなる足音が少女の近づいている事を示している
「こんにちはー♪」
廊下の角、笑顔で出てきたのは白いワンピースをきた少女
黒く長い髪は自由奔放にはね
三日月型に歪んだ口は少女の不気味さをより、大きくしている
優弥「涼太!!目をそらせ!!」
涼太「わかってるよー」
とっさに目をそらさた2人には見えないが少女の目は黒く染まっていた
それはこの世にあるどんな黒よりも深い黒
今、この屋敷にいる6人全員が表すことのできない黒
H27.2.3