第2章 黄緑✴︎野河奈 宗馬
『さて、何を作ろうかな?』
簡単に目玉焼きとか?
いや、でも、それじゃああんまり料理できない子みたいだし……
『何、作ったらいいんだろ……』
冷蔵庫の前にたち頭を抱えていたとき
宗馬「大丈夫ですか?」
『ふにゃ!!』
いつの間に後ろにいたんですか…
そして、これは世に言う壁ドンですか?
私は今、冷蔵庫と宗馬さんに挟まれている
う、腕が真横にあって抜けられない……
宗馬「ふふ、”ふにゃ”ってふふふ。面白い驚き方ですね」
『あの、、その、いきなりで……』
近い!!
近いよ!!
わざわざ後ろから来なくても……
横からくればいいのに!!
クスクスと笑う宗馬さんと真っ赤になってるだろう私。
死ぬか生きるかのせとぎわなのにドキドキしたりするんだ。。。
宗馬「それで、冷蔵庫の前で何してたんですか?」
『えーっと、、何を作ろうかなーっと思ってまして』