第2章 黄緑✴︎野河奈 宗馬
宗馬「だったら、和食なんてどうでしょうか?」
『和食……ですか…』
確かに、和食なら気持ちが安らぐかもしれない。
庄磨さんにもピッタリかも…
宗馬「ただ、僕が食べたいだけなんですけどね」
『あ、そうなんですか。てっきり庄磨さんの事を考えてかと』
宗馬「貴方は彼のことを考えたのですか?」
あれ……雰囲気が変わった。
さっきまでさんって呼んでたのに今は貴方だ
『宗馬…さん?』
グイッ
『キャッ⁉︎』
私が宗馬さんの方に体を向けた瞬間にグッと腰を引き寄せられ顔がもっと近づく
宗馬「貴方には想い人はいますか?いえ、いても構いません。」
『あ、あの、、どういうことですか?』
宗馬「一目惚れとは怖いですね」
『え?……んっ!』
唇が触れ……ってキス⁉︎
ゆっくりと近づけられた唇はふわふわで優しくて柔らかい
宗馬「……はぁ、、すいません。いきなり。しかもこんな状況で……」
『いや、あの、、全く状況が理解できないのですが。。。』
なんで私にキスをしたの?
なんで今なの?
なんで?なんで?なんで?
…………ダメだ、わかんない。