第8章 黒い塊でも愛があれば関係ないよね!
(下ネタ妄想入ります!苦手な人は10行ぐらい回れ右!)
『わぁ!また子ちゃん出しすぎぃ!』
「え?コレをここに入れるスか?」
『そう、優しくかき混ぜてね。うん、うまいうまい』
「きゃっ、顔にかかったっス!
あ、コラ!チサ!そんなに舐めちゃダメッス!」
『また子ちゃんもさっきいっぱい舐めてたじゃん』
きゃっきゃっうふふ
……
「…っていう声が聞こえました」
なぜか湧き上がる男達の興奮。
今日は男だけの会議を終え、今雑談に入っている最中だ。
「チサさんと来島さんならどっちが好みだ?」
「俺チサさんかな!可愛いし!」
「俺はまた子さんかな!強いしカッコいいし!たまに女の子らしいトコとかたまんないよね!」
「いやいや、チサさんなんか家事料理なんでも出来るし器量良しじゃん?」
「そォか?アイツはただのバカガキだぞ」
「確かにバカだけど……
…って高杉様⁉︎」
いつの間にかごく自然に会話に混ざる俺に一同が驚きの視線を送る。
俺だって男だ。そういう話の一つや二つするぞ。
てゆーかアイツら深夜に何やってやがんだ。
「た、高杉様はどーなんですか?
チサさんといつも一緒にいて何かないんですか?」
隊士の一人が恐る恐る問いてくる。
何かって何だよ。
確かにアイツを可愛くないとは思わない。
むしろそこらへんの女より断然整った顔だとは思う。
だが、アイツはそれ以前にチビでバカでガキだ。
そういう目で見たコトはない。
「…ないな。お前ェらもそんな話で盛り上がってる暇があるなら遊郭にでも行ってこいや」
食堂に向かおうと立ち上がると、他の隊士達もつられて立ち上がる。
食堂に着けば、並べられた盆の上に一つずつ置かれたピンクの小包。
隊士の一人が中身を確認すると、どうやらそれはチョコ菓子らしい。
食堂中に歓声が沸き起こる。
何百もいる隊士全員にこんな面倒くさそうな事をやってのけるのはあのチビしかいないだろう。
俺もいつものじぶんの席に座るが、
俺の盆にだけ小包がない。
なぜ?俺の所にだけ小包がない?
あのチビ、なんの嫌がらせだ?
なんだか不機嫌なまま朝食を食べ終わり自室に向かい煙管をふかしていると、
しばらくして聞き慣れた二人の声が部屋の外から聞こえた。