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隻眼男と白兎

第5章 早起きは三文の徳


☆おまけ☆






「チサ?プリン二つも持ってどうしたスか?
…肥るっスよ?」

『デザートは一食一個だァアアアアア!!』

「私のデザート盗ろうとしたっス」

『それはソレ、これはコレ(^ω^)』

「…。(都合の良い奴)」

『(^ω^)』

「んじゃコレは?」


また子ちゃんが私の持つおぼんの上を指す。



私は今厨房から高杉さんの部屋までプリンを届けに向かっている。

『コレはね…』


正直に言うのは高杉さんの気高いイメージに泥を塗りそうだったが、
高杉さんの横暴さには、ちとイラついている。
だいたいー、私ぃーそんな食い意地を張った女じゃないもぉん。(食べ盛りなだけだぉ☆)

ので、私はありのままに言ってやった。



『高杉さんに配達中』



「…………え⁉︎」





その後、高杉さんがデリバリーしたプリン二個もお食べになっている時、襖の隙間から

この世の終わりのような顔をしている万斉さん。

頬を赤らめ黄色い声を(小声で)あげてるまた子ちゃん。

開いた口が塞がらない武市センパイ。

その他大勢の隊士さん達が部屋の外でぎゅうぎゅう詰めになりながら覗いていたコトを、


プリンに夢中だった高杉さんが知るはずもなかった。






「おいチビ、次は柏餅作れ」


…(^ω^♯)ピキピキ




相変わらずの上から注文はちっとムカつく。





でも。

そんな風に甘いものをねだる高杉さんがすげェかわいい

なんて思ってることは



高杉さんには内緒です。


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