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隻眼男と白兎

第18章 浦島太郎とか理不尽すぎワロス


私は銀さん、神楽ちゃん、ヅラと一緒に探索班へと回り、現在森の中を探索中なのである。


「あー、竜宮城でウハウハの夏休みを過ごすはずが、なんでこんな事やってんだろ俺達は」

「たまにはこんなのもキャンプみたいでいいアル」

「キャンプってお前、もしかしたら二度とこっから帰れねーかもしんねーんだぞ」

二度とこっから帰れない…?

…二度と高杉さんに会えない⁉︎

『そんなのイヤだァァア!!』

「何やってんだー置いてくぞー」

一人立ち止まり頭を抱える私を無視して先へと進んでいく三人。

そんな三人が少し歩いたところでふと立ち止まる。

「アレなんだ?」

三人の目の前には巨大な箱。


…ん?竜宮城、無人島、森の中に謎の箱…老人…

…思い出した!!

ハッとなって叫ぶ。

『それ触っちゃダメー!!』

だがもう遅かった。

勇気と無謀は違うとかなんとかほざいてたバカがおもっきり謎の箱を触ったことで、あたり一面に白い煙が立ち込める。

「銀ちゃん!ヅラぁ!大丈夫アルか⁉︎」

銀さんに庇ってもらったために煙から逃れたらしい神楽ちゃんが二人の方へと駆け寄るが、

「誰アルかお前らー!!!」

はぁ、遅かったか。

目の前にいたのはヨボヨボのおじいちゃんになった二人。
イケメンの面影もない。

神楽ちゃんは驚愕の叫びを上げる。


「おいコラジジィ!銀ちゃんとヅラを何処にやったネ⁉︎」

「ヅラじゃない!…カ………カーッペッ」

神楽ちゃんに掴みかかられたヅラジジィは普段の口癖も半端に、年寄りのように痰を吐く。

『神楽ちゃん…とりあえず皆のトコ戻ろ…』

「そうアルな。このムカつき具合はどう見てもヅラアル」

『ホラ、おじいちゃん達!行くよ!』

「全く、最近の若いモンはせっかちでいかん!ワシらが若い頃はのォ」

御託のうるさい爺さん達を、ハイハイと生返事をして後ろから背中を押して歩みを促す。


少し歩くと、何やら刀のぶつかり合う音やら人の声やら騒がしい音が聞こえた。

『あっちの方なんか騒がしくない?』

「皆がいるかもしれないネ!急ぐアル!」

私と神楽ちゃんで、歩みの遅い爺さん達を急かすが、

「まったく近頃の若いモンはせっか…『お前ぇら早くしろーー!!』

コイツらの介護は絶対したくないと心底思いました。

アレ?作文?
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