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隻眼男と白兎

第18章 浦島太郎とか理不尽すぎワロス


『高杉さん!お願いします!』


はい!どーもこんにちわ。みんなのアイドryチサでございます。

私は今ですね、いつも通り不機嫌な雰囲気をぶちかましている高杉さんにその低い頭をさらに低くして頭を擦り付けております!

まぁ言うなれば、土・下・座?


なんでそんな状況になっているかというと、
話は数分前に遡ります。


***

高杉さんの愛用のお着物を洗濯中。

あぁ!高杉さんのかほり!

すーはーすーはー


くるっぽー!!

ぐえっ!!


高杉さんの着物を手にその匂いを堪能していると、突如窓から一匹の鳩が私に体当たりをお見舞いしてきた。

『もう!なんなんこの鳩!』

当の鳩は知らん顔して身繕いをしている。


くそぅ。この鳥。
焼いてやろうか(^ω^#)


しかしこの鳥、よく見ると足元に何か手紙のようなものが括り付けてある。


《チサへ
海の日にち決まったアルよー!
○月○日 万屋銀集合ネ! 神楽 》


伝書鳩ォオオオ⁉︎

てか待って、○月○日って…

今日ォオオオ⁉︎⁉︎


***

そうして私はすぐさま高杉さんのところに駆け込み、こうしてスライディング土下座を決め込んだワケである。


「あ?海だァ?誰と?」

『それはぎ』

言いかけて口をつぐむ。

だって銀さん達と海なんて言ったら絶対ダメって言われるに決まってる。

敵対してるもんね。

ナ◯トでいうナ○トとサ○ケポジだもんね。


「…銀時とだな」

『え⁉︎高杉さんエスパー⁉︎⁉︎』

あ。

しまったっと思った後にはもう遅い。

高杉さんは重い重いため息をつく。

「アイツとは敵対してるんだがな」

ええ。それは十分理解しておりますとも。

「まァ。良いだろう」

ですよねー。良いですよねー。

…って

え⁉︎

「たまには息抜きさせてやるよ」

な!

な!な!なんと!!

天使ですかアナタわー!!!


私が今にも高杉さんに飛びつこうと構えている所に何かが顔にぶち当たった。

『へぶっ』

「ただし」

それを広げてみれば、男性物のパーカー。

「それ脱ぐんじゃねーぞ」

『高杉さん!あ!い!し!て!るゥウウ「いいからさっさと行け」

あぁもうツンデレさんなんだから☆

(ぶった切るぞ)

(´・ω・)


こうして私は急いで支度をし、江戸へと向かったのでした。
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