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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第10章 ストバスと兄弟





氷室
「…ところで君…ごめん誰…だっけ?」


誠凛
「(あ…ああーやっぱり認識されてなかったあー)」



テツヤの方を見て言う氷室さんを見てふぅ…と溜め息を吐いた

あれか、テツヤの影の薄さは相変わらずなのか。もうちょい濃くしろ



黒子
「黒子テツヤです。はじめまして」


氷室
「!
そうか、君が…面白い仲間を見つけたなタイガ」


火神
「ちょっ…タツヤ!
黒子のこと知ってるのか!?」


氷室
「ああちょっとね
実は俺がいくチームにも面白い奴が1人いるんだ」


黒子
「…!」


氷室
「もしかしたら会うこともあるだろう
そうなったら紹介するよ」


名前
『…』



あたしの横を通って去っていく氷室さんを見つめた

…あれ、何かあたしテツヤよりも影薄くない?
2号抱えてるだけとか…寂しい



黒子
「…そろそろ試合の時間ですね」


木吉
「もうそんな時間か
それじゃあコートに行かないとな」


名前
『頑張ってきてね』


火神
「お前コート行かないのか?」


名前
『参加資格ありませんけど!?』



男の人用のストバスの大会なのに女子出てどうすんだ。ととりあえずツッコミを入れておき、抱いていた2号を一端地面へと下ろした

ふと先ほどのことからテツヤに伝えたい言葉が込み上げてきて、彼の目の前にあたしは立った



黒子
「どうしたんですか?」


名前
『百戦百勝』


黒子
「!」


名前
『頑張ってきてね』



何言ってるのかよく分からなくなり、下へ俯くと当たり前だがテツヤの顔は見えなかった

だが彼は優しい声で返事をしてくれて、少し気持ちが軽くなった










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