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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第10章 ストバスと兄弟




火神
「ちょっ…WC(ウィンターカップ)には出ねーのかよ?」


春日
「何だお前知らんの~?正邦はWC予選は出れん
都代表2校を決めるWC予選に出れるのは、I・H予選上位8校だけだ」


火神
「…な、もうトーナメントはしねえのか…」


岩村
「つまりI・H予選トーナメント1位2位まで
俺たちがいたAブロックで言えば誠凛と秀徳までだ」


春日
「つーわけで~誠凛に負けたおかげで自動的に引退
今日は受験勉強の合間の息抜きってトコだ」


岩村
「今日もし当たれば去年流れた勝負ができそうだな」


春日
「てゆか人間そうそうスッパリ忘れることもできんし~、まだくすぶりが残っていた時にこの偶然はありがたい

フルメンバーじゃないのが少し物足りないがリベンジさせてもらって、心置きなく受験に集中させてもらおーかな」


名前
『(受験って大変だよなぁ…人生左右するんだし )』



まあ元の世界にまた戻ってしまえばもう関係のないことなのだが…こちらの世界ではまた別の話だろう

あ、そう考えるとまたこっちから消えてしまったときにみんなの記憶からあたしが消えちゃうのかも
なんかそれは…せっかく思い出してくれた人や覚えててくれた人が居るのに…寂しいな



降旗
「名字さん?」


名前
『あ、ごめんね』


降旗
「黒子と火神、行っちゃったけど…」


名前
『置いてかれた!ありがと!』


降旗
「ちょっと待って!」


名前
『うお!』



手首を捕まれて走り出そうとするのを止められると重心が後ろへずれて彼に寄り掛かる状態になっていた

体制を立て直して降旗くんの前に立つと後ろに河原くんと福田くんがいて疑問に思った



降旗
「あの!」


河原
「頑張れフリ!」


降旗
「あ、あの!」


名前
『(…本当に何したいんだこいつら)』


降旗
「名字さん!」


名前
『はい』


降旗
「や、やっぱ何でもない!」


名前
『お、う…じゃ、先歩いてるね』


降旗
「は、はい!」



いや、本当に何がしたかったんだろうかと思いながらとりあえずテツヤの所へと小走りで向かった

でも理由がなんであれ話しかけてくれたのは嬉しかったため、良しとしようと思う








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