第10章 ストバスと兄弟
春日
「いや~、キグウだね~い
てかなんでこんなトコいんのよ?練習は~?」
黒子
「今日は休みです」
岩村
「もうやれるのか?」
木吉
「ええまあ…ボチボチ」
名前
『ボチボチどころじゃないほどやってますけどねー』
岩村
「そうか…で、誰だ?」
名前
『あれ?』
適当な場所で朝…いやお昼ご飯を一緒に食べつつ会話をしていると投げ掛けられた質問
あ、そうか。あたし帝光監督だったこと忘れられてるんだっけ?なら仕方ないよね
名前
『この間から誠凛のマネージャーになりました。名前名字です!
以後お見知り置きをお願いしまーす!』
火神
「何か明るくね!?」
名前
『夏の合宿のときもこんな感じでしたが?』
まだそんな時間経ってないけどもう忘れたの?と聞くと火神は黙りこんでアメリカドックを食べ始めた
そしてハッ!と気づいたかのように顔を上げて、正邦に向かって言った
火神
「アンタらこそいいのかよ練習!」
津川
「ハァ!?なんだそれイヤミ!?」
火神
「は?」
木吉
「火神…あのなー」
岩村
「……津川はともかく、俺達3年は引退だ」
火神
「…え?」
正邦の主将(…名前何だっけ?)の言葉に黒子を抜いた火神達誠凛1年生は目を見開いて驚いた素振りを見せた
そんぐらい知っとけ。ルールだよ?と言いたかったがまあ…バカだから仕方ないと言い聞かせて言葉を呑み込んだ