第9章 2号と火神くんで遊ぶ
翌日、2号は誠凛高校体育館に健在していた
「おお、ナイシュ!」
そして火神も普通に体育館にいて、ゲーム方式の練習でシュートを決めていた
2号に昨日ほどビビることなく、その顔はどこかスッキリした表情をしている
日向
「結局…いいのか?」
火神
「まあまだちょっとビビッてるけど…いっスよ。もう」
相田
「それはそうと、今のはパスもありだったわよ
まわり見てね」
火神
「ウィース」
2号
「わふ…」
火神
「(何ぃー!?怖くはなくなったけどもう1つ問題あった
テツヤ2号ウゼー!!)」
2号が溜め息を吐き尻尾をヘタ…と床に這わせるのを見て苛立つ表情を見せている火神
いや、悪いの火神であって2号じゃないから。監督と被るけど周りちゃんと見ろよ
そしてその2号に監督が誠凛のユニフォーム(16)を着させていると日向先輩が話しかけてきた
日向
「何、それ?」
相田
「新入部員だしねっ♡」
火神
「やっぱもどせー!」
黒子
「火神くん、男に二言は…」
火神
「うるせー!!」
2号
「わん!」
名前
『あ、2号もそう思う?
男なんだからどっちかにしろっての。ってねー』
火神
「何会話してんだよ!」
名前
『仲良しだから!』
そう言って2号の頭を撫でると目を細めて嬉しそうな表情をした
こうして火神を2号で遊ぶということができなくなってしまったが、まあ仲良くなったならば良いのだと思いあたしはマネージャーの仕事へと取りかかった