第9章 2号と火神くんで遊ぶ
火神
「いや、その…俺犬とかはマジでダメなんだよ。です」
伊月
「なんでだー!!」
小金井
「おまっ…1番最初「虎っぽい」とまで言われてたじゃねーか!」
日向
「虎が負けんな犬に!」
火神
「虎じゃねーしそーゆー問題じゃねんスよ!」
火神の犬がダメ。と聞こえた瞬間にあたしはニヤッと口角を上げて(周りから見たら相当悪人面だと思う)テツヤの頭にいる2号を抱き上げた
そしてテツヤにはい。と渡して目を見るとあたしの考えていることが分かったのか彼はコクッと頷いた
黒子
「火神くん…そんなこと言わないでください」
火神
「黒子」
黒子
「かわいいですよ」
火神
「やめろー!
黒子テメッ…やめっ…あとでマジ殺す!!」
誠凛
「ぜってーわざとだ!!」
名前
『テツヤ…ヤバい。ちょーナイス!』
2号を抱えて火神を追いかけているテツヤにニコニコしながら声援を送っていると火神に睨まれたため、とりあえず親指を立てて頑張れ!とエールを送っておいた
そうすると火神にさらに睨まれて、ウインクを追加しておくとそっぽ向かれた。あたしのウインク返せ
さらにそれを見つめる先輩達からはよく分からない視線を送られてきて、多分同い年だったなら殴ってた
はぁ…と溜め息を吐いたと同時に体育館のドアが開き、隙間から監督の顔が見えた