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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第9章 2号と火神くんで遊ぶ





日向
「ふーん…通学路の公園か…またずいぶん懐かれたな…」


名前
『仲良しになりました!ほら、高い高ーい!』


日向
「子供に相手してるみたいに扱うな!」


名前
『テツヤとの子供です』


日向
「真顔で言うんじゃねぇよダアホ!」



日向先輩にツッコミを入れられてしまい仕方なくテツヤの頭に2号を乗せる

2号は嬉しいのかしっぽを激しく振っており、胸を撃ち抜かれた気がした
だって可愛いし、可愛いし!



伊月
「てゆーか、どうすんだコレ…」


土田
「今時いんだな。捨てるなんてひどい奴…」


降旗
「また捨てるなんて嫌すぎる…」



それぞれが2号に感想を述べている中、あたしはとりあえず空気を読まずにテツヤと2号でワシャワシャ遊んでいた

伊月先輩が後ろから歩み寄ってきて、そっくりな2人をジーッと観察していた



伊月
「ところでコイツ…誰かに似てないか?」


小金井
「え?」



伊月先輩からの言葉に2号とテツヤを交互に見比べる誠凛のみんな

その様子が面白くてあたしは笑い吹き出しそうになりながらもひたすら我慢した
だってみんな同じ方向を向いてて…ハハハ



小金井
「黒子だー!!」


日向
「目が!」


土田
「ヤバい気がついたら愛着が…」


小金井
「よーしお前の名前はテツヤ2号だ!」


日向
「名付けんなー!!
どんどん戻しづらくなんじゃねーか!!」


木吉
「あと…1つ気になるんだが……何してんの火神」



その言葉にふと振り向くとガタガタ…いやビクビクと震えている火神が体育館の端で小さくなっていた

でかいのに小さいなー。なんて思いながら背中を見て観察していると、彼はゆっくり首を回してこちらを向いた










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