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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第8章 誓いと記憶






名前side


少し息を切らしながら小走りで誠凛のみんなが待っているバス停へと向かう

ようやく見えてきた時に、走るのをやめようかと思ったが負けた気分になるので却下した



名前
『お待たせしました!』


相田
「そんな急がなくても大丈夫だったんだけど…まあいっか!」


名前
『…え』


黒子
「名字さんにそう連絡しようと思ったら、連絡先が見つからなくて…」


名前
『…そう言えば、あたしのアドレス変わってたもんな』


黒子
「やっぱり消えたのと…関係あるんですかね」


名前
『…かもしんない』



小さく溜め息を吐いてテツヤから携帯を受け取り赤外線通信を行う

だけれどもあたしの携帯にはテツヤの連絡先が入っており、二重に登録されてしまった

このことからテツヤ達のものとあたしの所有物には少し差があるような気がした



火神
「何しけた面してんだよ」


黒子
「頭に肘を乗せないで下さい」


名前
『あー…火神も関係なくは…ないか
いいや。とりあえずアドレス交換しよ』


黒子
「あ、じゃあ送ります」


名前
『頼むわー』


火神
「俺が許可してねぇのにすんな!」


名前
『どーせ優しいから許可してくれるんでしょ?』



あたしは顔を傾けると、火神は少し照れながらも笑顔で返事を返してくれた
テツヤに火神にあたしのアドレス送っておいてー。と頼んでパパッと登録しておいた

その瞬間携帯から着信音が鳴り画面を見ると笠松さんからで、通話ボタンを押した



名前
『もしもし?』


黄瀬
《名字っち!》



そんな明るい声が聞こえた瞬間、驚きと共に泣きそうになった









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