• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第8章 誓いと記憶





黄瀬side



黄瀬
「…さすがに遅すぎないッスか?」


森山
「女の子と話してるんじゃないか?」


黄瀬
「それはないッスよ~。森山センパイじゃあるまいし
それよりも笠松センパイ、女子苦手ッスよ」


森山
「あ、来たぞ」



森山センパイの言葉にくるりと振り向くと走ってこちらに向かってくる青いジャージを来た男

その青は海常の青そのもので、他にも特徴はあったがそれが1番の理由で笠松センパイだと分かった



笠松
「わり、遅れた」


小堀
「笠松にしては遅かったな」


笠松
「ああ。ちょっと話してた」


森山
「女の子か!?」


笠松
「は?ああ。女…だな」



意外な返答に俺は目を見開き、笠松センパイのことを疑視した

特に嘘ついている様子はなかったが、目元が少し赤くなっていることに気がついた
だがあえて言わないでおこうと、口を閉じた



小堀
「笠松…女の子と喋ったのか?」


笠松
「あ、ああ。ハンカチ借りてな」


黄瀬
「へー。笠松センパイが女子と…」


森山
「可愛かったか!?」


笠松
「そこかよっ!まあ確かに…可愛かった、な」



笠松センパイの可愛かった。という言葉にガッツポーズをする森山センパイ
それを見た小堀センパイは苦笑いを浮かべていた

俺は笠松センパイが持っていた綺麗な淡い水色のハンカチに視線を送り、森山センパイの発言に溜め息を吐いた










/ 739ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp