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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第49章 愛しています




名前side


名前
『テツヤおはよ!』


黒子
「おはようございます名字さん、寒いですね」


名前
『本当だよね!もうスカート寒いしさー…カイロ貼って手袋とマフラーつけちゃったよ』


黒子
「カイロの情報はいりませんでした」



テツヤの返答にあたしが「てへ」と笑って彼の前で手袋を見せると「両方よく似合ってますよ」と褒めてくれた

あたしは新調したマフラーと手袋をしてるのに対し、テツヤはさつきからもらったマフラーではなく他のマフラーをつけていた

使ってあげれば良いのに、なぜ使わないのかはまあ置いておくとしよう

そう思っているとテツヤはいつの間にか荻原くんと電話しているらしく、会話が聞こえてきた



荻原
「すげー試合だったよ、鳥肌もんだった。月バスも誠凛大特集だし…黒子、俺決めたよ
来年はお前たちとやる。必ず戦ってみせる。約束だ!」


黒子
「…はい。楽しみにしてます」



本当にいつから電話していたのかわからないが、気づいて少し会話をして彼は電話を切ってしまった

そこでまるでタイミングを見計らったかのように、さつきが走ってきた



桃井
「テツくーん!名字ちゃーん!ごめーん待った!?」


黒子
「いえ、大丈夫です」


名前
『ぜーんぜん!』


桃井
「これ、約束の」


そう言ってさつきはテツヤに封筒を渡し、あたしにも「はい!」と言って渡してくれた

彼が中身を開けるのを見ているとどうやら先日撮った「キセキの世代」大集合の写真であった

それを見たテツヤは嬉しそうに笑みを浮かべて「ありがとうございます」と言った



桃井
「ごめんねこれだけのために呼び出しちゃって!これから桐皇練習なんだ!」


黒子
「それは誠凛も同じですから、大丈夫です」


名前
『また会おうね、さつき』


桃井
「うん!またねー!!」



そう言ったさつきはブンブン手を振って去っていき、あたしはそれに軽く手を振ってからテツヤに「行こっか」と言って写真を閉まって学校へと歩き出した







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