第48章 集合!
その頃誠凛高校では2号がご飯を食べていたのだが、そこに木吉が「2号ー迎えに来たぞー!」と彼を呼び持ち上げ、火神の家へ向かった
また一方その頃、火神の家では飾り付け始めており、伊月が「河原その文字もうちょい上ーそうそう。あと降旗そこに赤いリボン足してみたらどうだ!」と指示をしていた
ずっと1人で何か作ってる彼に「そっちはどうだ日向」と問い掛けると「まあ…こんなもんかな!」と彼は上手く出来ている飾りを見せ、火神は「主将すげぇ!!」と言った
そこにピンポーンとチャイムが鳴り響きドアを開けると、「やあ」と氷室が立っていた
火神
「タツヤ…!遅いから心配してたぜ」
氷室
「タイガのせいで迷子になっちゃったよ」
火神
「は?」
氷室
「幸い、助っ人がいたから良かったけど」
高尾
「うっす!」
火神
「高尾!」
高尾
「迷子を責任もってお届けしましたー」
火神
「お届けって…まさか…」
彼の脳内では高尾が漕ぐチャリアカーに氷室が乗って本を読んでる姿が浮かべられており、申し訳なさそうな顔をした
氷室
「せっかくだから、彼も一緒にいいかな?」
火神
「ああ、まあいいけど」
高尾
「ああじゃ、おじゃましまーす」
氷室
「タイガ、はい。おみやげ。きりたんぽ」
そう言った彼はきりたんぽをどこからか取り出して彼に渡し、先に中に入った高尾は「誠凛のみなさん!どーもっす!」と元気よく挨拶をした
伊月
「あれ!?高尾!?なんで?」
氷室
「お邪魔するよ」
日向
「氷室まで…こりゃ驚いたな」
氷室
「タイガに誘われたんだ」
そう言って氷室は謎の色気を出しながら青いエプロンをつけ、火神は赤いエプロンをつけてキッチンに並んだ
氷室
「なんか久しぶりだね」
火神
「とりあえず、カルパッチョ辺りいっとくか」
氷室
「OK」
そこから彼らの手際は良かった。のだが、氷室がオリーブオイルを掛ける際某イケメン料理人のようにしており「ちょ、高すぎ!跳ねてる跳ねてる!」と高尾が笑っていた
完成してから氷室が「そう言えば、アレックスは?」と問い掛けると「ああ、すっかり日本が気に入っちまったらしくてな」と言って火神がアレックスの入浴中の画像を彼に見せた
すると携帯はやけに人気を集めていた