第48章 集合!
その頃ストバスではメンバーチェンジをして黒子緑間紫原チームと、赤司黄瀬青峰チームと分かれていた
黄瀬
「また黒子っちと同じチームになれなかったス…」
紫原
「えー?またミドちんと~?」
黒子
「くじ引きですから」
赤司
「さあ、2ゲーム目だ!」
みなそれぞれ楽しそうにしていてとてもうまくプレイしていた。ただ黒子はシュートを見事に外しており、それを見た彼らは笑っていた
桃井はその姿に中学の時の記憶に重ね、涙を浮かべていた
そんな彼女のボールが転がってきて、彼女が顔をあげると赤司が近づいていた
赤司
「選手交代だ、桃井」
桃井
「アタシ?いいの?」
赤司
「もちろんだ。みんな待ってるぞ」
黒子
「どうぞ、桃井さん」
黄瀬
「桃っち早くー!!」
青峰
「マネージャーだからって手加減しねぇぜ」
桃井
「ちょっとはしてよね!」
そう言ってから桃井はボールを持って走り出し、ストバスコートに立つと「よっしゃー!!」と言ってボールを掲げた
赤司
「名字は…いいのかい?」
名前
『あたしは中学の時無駄に一緒に遊んだから』
赤司
「…それとこれとは違うだろう?」
そう言った赤司は「黒子!名字と交代してくれ!」と彼を呼び、名字を見た
赤司
「いってらっしゃい、名字」
彼はそう彼女の頬に唇を落として、驚いた彼女は顔を真っ赤にさせてから「いってきます!!」と怒りながら黒子とハイタッチを交わして交代をした
青峰
「おい!さつきと名字じゃ全然違うじゃねーかよ!」
黄瀬
「黒子っちとも名字っちとも同じチームになれないなんて…」
桃井
「なによ!アタシじゃ不満なの!?」
名前
『はい試合再開、紫原、ゴー』
紫原
「おっけー」
そんなバカバカしいやり取りを見た赤司はフッと笑ってから「次のインターハイが、楽しみだ」と呟いて、黒子はそれに「そうですね」と賛同して笑った