第48章 集合!
紫原
「とりあえず行ってみようかな~」
桃井
「じゃあアタシ、腕によりをかけて作るから!
彼女の最後の言葉に青峰は「ば、バカ!」と声をあげ、紫原は「さっちんが!?やっぱやめとく…」と焦りながら電話を切った
それが桃井は予想外だったのか「え、うそ!?ちょっと!?」と焦っており、紫原も驚きのあまり机に突っ伏した
紫原
「危うくつられかけて、つか殺されかけた…」
氷室
「どうしたんだアツシ」
紫原
「さっちんがさー東京に来いってしつこくてー昔の仲間でストバスやるとか」
氷室
「昔の仲間ってキセキの世代のことかい?面白そうじゃないか!何がそんなにイヤなんだい?」
紫原
「だってそんだけのために東京行くとかー…めんどくさいしー」
氷室
「でも、みんなで集まるチャンスなんて、早々ないだろう?」
彼が「うーん…」と悩んでいるとそこに再び電話が鳴り出し、着信先を見た紫原は「あれ?赤ちん?」と言って電話に出た
一方、誠凛では日向と木吉と伊月、相田が2号に餌をあげていて、そこに降旗が「あの!先輩達!」と声を掛けた
相田
「降旗くん」
降旗
「次の土曜日って、空いてますか!?」
木吉
「31日か?」
降旗
「はい!実はその日、黒子の誕生日で!」
木吉
「そうなのか!?あいつももうそんな年か…」
唐突な木吉の思い出すような素振りに降旗は「え?」と声を出したが、日向は溜め息を吐いてから「それで?」と話を進めさせた
降旗
「あ、俺達1年で、誕生会企画してるんです!火神ん家で!もし時間あったら先輩達も顔出してもらえないかなって」
伊月
「誕生会かー」
降旗
「はい!」
相田
「いいじゃない!」
降旗
「自分達で料理作ったり飾り付けしたり、先輩達も来てくれたら、黒子も喜ぶと思うんです!」
日向
「コガ達にも声かけようぜ」
彼の言葉に反応したのか2号は「わん!」と鳴き、それを見た木吉は「そうか、2号も行きたいか」と彼を見た
相田
「買い出しとか手伝うから」
日向
「なら俺は飾りつけだ。やるからには本格的にやんぞ。みんなで黒子を喜ばせてやろーぜ!」
伊月
「誕生日だけに黒子をよろこばーすでー…キタコレ!」
日向
「伊月黙れ」