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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第48章 集合!



その夜、マジバでは桃井が「テツくんオッケーだってー!やったぁ!!」とノートに描かれている黒子の名前に丸をつけた

ノートを見た青峰は「緑間は気が向いたらとか言ってなかったか?」と疑問をぶつけ、桃井は「だいじょーぶ!」と元気よく返した



青峰
「なんだよその自信はよぉ」


桃井
「ミドリンは絶対大丈夫なの。あとはムッくんだけど…めんどくさいって電話切られちゃって…」


黄瀬
「どうしたらいいっスかねー」


青峰
「つかなんでいんだよ黄瀬」


桃井
「モデルの撮影、スタジオがすぐ近くだったんだよねー」


黄瀬
「紫原っちを東京に呼ぶ。目下最大の難関っスからねー」



2人が悩んでいると青峰は「はっ」と鼻で笑ってから「んなもん餌で釣りゃあいいんだよ」と言い、桃井がそれに「どうやって?」と聞くと青峰は「いいか?」と話を始めた



青峰
「まずは目に付くところにまいう棒を置いとく、奴は必ず食いつく。んで、さらに向こうへ」



脳内では紫原がまいう棒を拾って食べてどんどん部室から外へ、東北から関東へ向かっていた

意図が分かったのか黄瀬は「で!気づいたら東京にいるって訳っスね!?」と声をあげ、青峰は「名案だろ?」とドヤ顔を決めた

しかし桃井は「真面目に考えてよ!もういい、アタシがやるから!」と電話をかけ始めた

その頃、陽泉の寮の一室ではテレビをつけたまま氷室は本を読んでおり、紫原はお菓子を食べており、鳴り出した携帯に紫原は通話を押した



紫原
「さっちん何~?ストバスだったらいかないかんねー」


桃井
「むっくん?すっごく美味しいお菓子見つけちゃったんだけど興味ない?」


紫原
「え?」


桃井
「サクサクもちもちの新食感でねー?」


紫原
「サクサク…もちもち…」


桃井
「料理で言ったらベトナム風って感じかな?」


紫原
「ベトナム…!」


桃井
「桜えびとフォアグラのパウダーが隠し味になってるのー」


紫原
「なんか良さげじゃーん」



よだれを垂らす彼に氷室は本から視線を外し彼を見て、?を浮かべていた



桃井
「アタシ用意しとくから31日に東京来てくれる?ほんっとに美味しいんだから!」


紫原
「そうなんだー」


青峰
「俺の作戦と大して変わんねぇじゃん」


黄瀬
「けどあの紫原っちが揺れてるっス!」





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