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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第46章 彼女の努力




黄瀬
「名字っち消えないで!
消えないで…ほしいッス」


名前
『それは無理かな…でも、右耳のピアス大事にしてね』



緑間
「名前…待っていると言ったはずなのだよ」


名前
『じゃあもう少し待っててよ。追い付くから』


緑間
「…約束なのだよ」



青峰
「おい名前」


名前
『…そんな怒んないでよ』


青峰
「待っててやっから…早く帰ってこいよ」


名前
『うん。努力するね』



紫原
「名字ちん何で消えんの?」


名前
『運命、だからかな…』


紫原
「じゃあ運命変えればいいわけ?」


名前
『うん』


紫原
「…努力する奴は嫌いだけど、頑張ってみる」


名前
『うん。応援してる』



黒子
「名字さん」


名前
『…高校一緒に行けなくなっちゃったね』


黒子
「後から来てくれても許します」


名前
『じゃあ許してもらえるように頑張ってみる』



桃井
「名字ちゃん、何で…!」


名前
『泣かないでさつき?これからあたしの代わりに、キセキ達支えてあげてよ』


桃井
「…名字ちゃんも手伝ってね?」


名前
『うん!』



赤司
「名字」


名前
『征十郎、ごめんね』


赤司
「…俺も名字のことを好きだよ」


名前
『本当?』


赤司
「ああ」


名前
『…ありがとう』



ふわりと赤司に笑みを向けた瞬間に名前はどんどんと薄れていき、彼女は『また、会おうね』との言葉を最後にして消えていった








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