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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第46章 彼女の努力




降旗
「何食う!?やっぱ肉か!?」


河原
「特上肉とか…食いてえ…」


福田
「そんなに金…ねぇけどな…」



落胆する彼らを見て黒子はそっと特上肉コーナーを離れ、そこより少し質は劣るが彼らにとっては「質より量」だと思うため、値引きシールがついているものを持ってきた

それを見た1年トリオは一気に表情を明るくして、みんなしてそこのコーナーへ行った



名前
『栄養を…って止めたいところだけど、まあ優勝したんだしね、しょうがないか』


黒子
「まあそうですね、お祝いごとですしね」


火神
「これだけじゃ足りねぇ気もするけどな」


黒子
「それは火神くんがいるからです」


火神
「お前は食べる量が少ねぇからだよ!」


黒子
「予算オーバーするなら自分で買ってくださいね」


名前
『部費、ピンチ』



そう名前と黒子が言うと火神は怒り始め、荒い歩き方をしながら彼は野菜コーナーに歩いていき真剣な表情で野菜を選んでおり、でかい体にそれは不釣り合いだった

そこに1年トリオがまるで母親に買っていいか聞く子供のように聞きに行き、その後彼の持っている買い物カゴに入れた

一連の様子を見ていた黒子と名前は再び笑い出して、そしてその後、黒子が真剣な表情で彼女の表情を見た



黒子
「…赤司くんはいいんですか」


名前
『征十郎…ねぇ』


黒子
「世界が名字さんが僕らと居た時のものに戻ったんですから、可能性は高いんですよ」


名前
『でもほら…大輝みたいに、夜に戻るかも知れないじゃん』


黒子
「…赤司くんが思い出したから、元に戻ったとは思わないんですか」


名前
『そう、だけど』



彼女の様子を見た黒子は、長い溜息を吐いてから名前のことを呆れた目で見ていた






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