第45章 真のゾーン
赤司
「DF!全員集中しろ!止めれば終わりだ!!」
「「「おおう!!」」」
「うわぁなんて重圧…!!疲れの出る最終盤でこのDF…さすが洛山鍛え方が違う!!」
伊月
「(くそぉ1秒でも早く点をとりたいって時に…)…え?」
「なっ…」
火神
「(ダブルチーム!!)」
アレックス
「(やべぇっ…!!気力で持ち直したがタイガの体力がギリギリであることに変わりはない。さらにゾーンに入るのをプレイの一瞬だけ限ることで消耗を抑えつなぎとめてる状態だ
DFはがすためにもゾーン入ってたら絞り出したわずかな体力もすぐになくなっちまう!)」
伊月
「(ダメだ…火神に回せない…!!)」
若松
「3本決めなきゃなんねーんだぞわかってんのか!?早くなんとかしろー!!」
そう叫んだ若松の声が届いたのか、木吉にパスが回された。が彼の膝はもう限界のため仕方なく日向にボールが回された
しかし「3本決める」と言っても3Pの話のため、日向は再警戒されいた。そんな彼を見越して一瞬のアイコンタクトで火神・黒子・日向は協調した
赤司
「マークを緩めるな葉山!黛!」
黒子を仲介して横ののロングパスにより火神にボールが回り、彼は3Pを決めた
よって点差は4点差、残り時間は27秒になった
日向
「DF!!すべてをかけろ!!
「「おお!!」」
須佐
「これ以上ないと言ってもいいDFだ…!!まさしく全身全霊、気迫はさっきの洛山以上…!!」
鳴海
「…なのに、なんて奴らだ…洛山。動じない…!とても奪える気がしねぇ…!!」
今吉
「(なんやあれは、チーム全員が熱くなっとる時、なるべき時に、1人逆に冷めとる奴がおる。伊月!!)」
伊月
「(落ち着け、熱くなるな、こんな時こそ冷静に徹しろ…!!
さっきの攻めで俺のマークが特に甘くなってたことで改めて自覚した。俺が1番凡庸な選手であること
だがたとえ赤司がムリでも…他4人ならスキをつける可能性があるはずだ。鷲の目と脳ミソフル回転させて先を読む
勝つために冷やせ。性能で劣るPGは頭使ってナンボだろーが!!)」