第45章 真のゾーン
青峰
「…チッ、やっぱ勝てねーかもしんねーな。俺1人じゃ…」
桃井
「…うん、そうだね大ちゃん」
その瞬間キセキの世代はみな笑っており、持田は焦り荻原は笑っていた
持田
「まさしく一心同体…すげえチームだな誠凛…」
荻原
「ああ…それに、見ててワクワクする。帝光の強さは相手の心を折るような強さだった。バスケをやめちまった奴もいたし、俺もすぐには立ち直れなかった
誠凛は強いけど…勝っても負けてもきっともっとバスケが好きになる。いつかやってみてーな、アイツらと」
日向
「DF絶対とめんぞ!!」
「「オオ!!」
いきなり実渕に回ってきたボールに日向は「集中しろ!!重心の変化を見落とすな!!ここで退場なんてしたら全部パァだぞ!!」と目を見開いた
それがわかっている実渕は「なら…」と「天」に見せかけてからドリブルを始め、違う場所で撃とうとすると横から火神がブロックに跳んでおり、気づいた実渕は急いでパスを出した
根武谷へのパスを黒子がスティールし火神に回されてから葉山を抜くも、赤司は黛に「日向だ黛!!」と指示を出し日向の3Pをブロックさせた
「おしいー!!息つくヒマもねぇー!!両チーム激しい鍔迫り合いー!!」
緑間
「…だが、押しているのは誠凛だ
赤司が「天帝の眼」でサポートしているが、それでも誠凛の連携速度がわずかに上回っている」
笠松
「誠凛はもう1度洛山の攻撃を防ぐことができれば、次に得点できる可能性は十分ある!そうなれば3点差…射程圏内だ…!!」
日向
「止めれば勝利が見える!!ふりしぼれ!最後の一滴まで!」
応援席まで必死になっている中、赤司は火神にアンクルブレイクをして転ばせ、シュートを決めた
赤司
「いいや…勝つのは…俺だ。洛山を討つなど百年早い!」
その事により点差は残り41秒で7点差となってしまい、誠凛には重い失点だった
笠松
「最悪だ…!何が何でも洛山の攻撃を止めて3点差につめる勢いに乗りたかった場面で…」
高尾
「赤司に決められて逆に差が開いちまった…7点差…!!」
岩村
「勝つためにはもう3P決めても最低3ゴールいる!!あと40秒…急げ誠凛…!!時間がない!!」