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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第44章 倒そう



一方誠凛ベンチでは相田が忙しそうにアイシング・マッサージ・テーピングの指示を出していた

彼女は木吉に「いくら最後でも壊すほどのムリは絶対ダメよ」と釘をさしており、木吉はそれに「ああ…わかってる」と返事をした
その隣に座る日向は頭にタオルを掛けたまま「…すまねぇ」と謝った



日向
「これからって時に…俺は…あん時の大ポカのせいでっ…」


木吉
「思いつめすぎだダァホ」


日向
「おまっ…それ…俺が前お前に言ったセリフだろ!」


木吉
「日向こそ海常戦で俺のセリフとったろ、お返しだ。まあ確かにテクニカルで4つ目もらった時は正直引いたよ」


日向
「…重々自覚してるんでさらっと傷口にタバスコふりかけないでくれるかな鉄平サン」


木吉
「けど仲間を信じろよ日向も。4ファウルで追い詰められていることなんてただのピンチだ終わったわけじゃない
必ずまた日向の3Pが必要になる。頼むぜ主将…!」



彼の言葉を聞いた日向は目を見開いて、伊月と相田も同意見なのか日向の事をジッと見ていた
小金井は立ち上がり「んじゃま!楽しんでこーぜ!」と木吉のセリフを言った



木吉
「ああっ!?コガにも言われたっ」


小金井
「言うとなんか元気でるねコレ」



彼らのやりとりに黒子は「みんなパクってますね」と言っており、火神はその隣で立ち上がった。そこでT.Oは終了し、試合が再開され、洛山の攻撃からスタートし選手を見た彼らは黛がいることに目を見開いた



土田
「てっきり下げてくるかと思ったのに…まさかまだ何か技が残ってるのか…!?」


高尾
「そう言えば上書きの仕組みはオーバーフローに似てるとか言ってたよな?だとしたら今の黛もオーバーフローが使えるとか…?」


緑間
「…いや、おそらくそれはないのだよ。オーバーフローは特性が切れた直後一時的に反転する現象を利用して自分に視線を集める技
視線誘導パターンも自分から外す時とは完全に変わる」


黄瀬
「自分から視線を外す視線誘導パターンしか修徳していない黛にオーバーフローは使えない。1対1で勝てることも黒子っちの特性継続と天秤にかけたらデメリットの方が大きいはずなのに…?」


森山
「それでも出したということは…何か技術より精神でもとった…のか?赤司は黛にまだ成長があると信じて、チャンスを与えた…?」






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