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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第44章 倒そう




「おおここで洛山のT.O!!まだ19点もあるのに…ビビリすぎじゃねーか?」


景虎
「(バーカよく言うだろが戦場じゃ臆病な奴ほど生き残るってよ、戦場行ったことねーけど。戦いにおいていち早く危険を察知することは強者に大事なスキルだ

ま、そこらへんザツな俺でもここはとる。それほど今の誠凛の勢いはほっとくとヤベーぜ)」



「どうくるかアルな、洛山は」


福井
「とりあえず…黛の交代は確実だろ。黒子の復活は黛いてこそだ、下げれば自動的にまた無効化する…とは恐らくならない

1時強い光で眩んだ目が戻るには時間がかかるはずだ。だがそれでも、黒子の上書きをみすみす完成させた罪は重い」



それは言う通りで、洛山ベンチで根武谷は「ったく勘弁してくれよオイー、誰かさんのせいで誠凛またなんか息吹返したじゃねーか」と言いながらスクイズを投げて踏んだ

実渕はそれに「ちょっと、アンタイス三つも使わないでよ!…けど、まあ」と返してからドリンクを飲み残念けど言う通りね」と彼は話を始めた



実渕
「向こうの罠に気づかずハマるだけならまだしも、反射的とは言えわかっていながらハマるのは間抜けとしか言えないわ」


葉山
「上書きで特性は完全に持ってかれたからパスは使えない。1対1なら勝てるけどそれなら控え選手で事足りる。交代っしょ」



「(ったく使える時は好意的、使えなくなったら悪意的、つくづくわかりやすくて助かるよ…とは言え反論する余地はねえし、する気もねぇよ今さら。喜んで交代させてもらうぜ)」



彼がそう思っていると赤司は彼の事をジッと見ており、黛は驚いて「…赤司?」と彼の名を呼んだ





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