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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第44章 倒そう




赤司からボールを受け取った黛は目の前で止めようとしているフリをしている黒子を見て歯ぎしりをした



「(コイツ…俺が抜かないとふんで重圧を…後ろもガラ空き…つくづくウゼぇやろーだ、お前なんざ抜こうと思えばいつでも抜けんだよ!

だがその手にかかるかよ!どんなにお膳立てして俺を焚きつけてもそれがバレてちゃイミねぇよ
とは言えこのままだと5秒たっちまう。パスターゲットができるまでひとまずドリブルを…)」



5秒いないにパス・ドリブル・シュートをしなければならない。そのルールのため黛がドリブルを始めると、彼は気づくと黒子の事を抜いていた




「(え、なんで俺は今抜いた!?ただのドリブルで数秒つなぐだけだったのに…!?)」



そう思いながら彼がシュートをしようとすると火神が彼のシュートを止め、誠凛の反撃が始まった



紫原
「…今黒ちん、ドリブルの直前…わざと大きくスキを作ったよね」


氷室
「重圧の中一瞬できたスキ…そこに反射的に反応してしまったのか…?抜いてはいけないとわかっていたはずなのに…?」


紫原
「頭ではわかってたかもしんないけど、咄嗟の時やはり本能が出てしまった。要はその程度だったってことでしょ」


黄瀬
「影に徹する。口で言うのは簡単スけど実はそれはとてつもなく難しい。必要なのは選手としての本能を抑えこむ鋼のような理性
新型の幻の6人目黛千尋には性能では勝っても黒子っちに絶対勝てないものがある

それは6人目としての経歴と、6人目としてチームのために戦う意志、つまり影である覚悟の重さ」



黄瀬が説明している通り、黛は選手としての本能で動いてしまった。その事により彼はまた上書きされてしまい、気づいたら黒子は木吉にパスを出していた

そのボールで木吉はダンクを決め、また1つ点差を縮めた



大坪
「DFは火神が赤司を抑え、OFは黒子のパスで点をとる」


笠松
「まだ決して気は抜けない、依然として状況は薄氷1枚」


桃井
「それでも、希望が出てきた…光と影の力で…!」


洛山の選手達は力強い目で見てくる2人を強気な目で見返しており、そこで白金は慌てたのかどうなのか、T.Oをとった







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