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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第40章 約束は




そんな事を思い出していた日向達とは別で帰っていた小金井、伊月、土田、水戸部は小金井の「今頃日向達カゲトラさんにぶっとばされてるかなー?」という言葉に土田は「ああ…そうだな」と苦笑いを浮かべてた

しかし伊月は反応せず、ただ真顔で前だけを見ていて、土田が「どうした伊月」と気になったのか話しかけた



伊月
「いや…黒子の話でさ…」


小金井
「もしかして。。。あのこと?」


伊月
「ポジション的にマッチアップは俺だからさ、どうしても頭から離れなくて。赤司の人格についてもにわかに信じられないことだが…それについて黒子が付け加えたある仮設」



その話もまた黒子が帝光の話をして、ヤキを入れられた後に遡る。緑間が火神に言った言葉「赤司征十郎は、2人いる」に対しての話である



木吉
「緑間がそれをわざわざ警告した本当の理由、赤司の話は確かにビックリしたが…緑間はなぜ火神に言ったんだろうな?」


日向
「え?」


木吉
「天帝の眼という能力があることは俺達も見ている…つまりは極端な話、2人いることは知らなくても試合はできる」


火神
「そういえば…」


黒子
「はい…それについて、今から話そうと思っていました。あくまで緑間くんの仮設ですが、WCで「キセキの世代」が集まった後話してくれました


緑間
「「キセキの世代」の才能開花は全員2年の時、とは言え何か特別なきっかけがあったわけではない。突然ではあってもあくまでも自然に花開いたのだよ

だが赤司は少し違う。奴の開花は紫原との1対1の時、しかももう1人の赤司に変わると同時に半ば強引に開いている
だがもしあの時紫原とやらず、もう1人の赤司に変わっていなかったとしたら?」



そんな緑間の話を黒子伝いに聞いた誠凛は意味が分かったのか目を見開いて、日向は「…まさか」と驚き、木吉は「「キセキの世代」の他の4人の能力は1人1つだったが…」と考えて冷や汗を伝わせた



黒子
「天帝の眼はもう1人の赤司くん特有の能力で、赤司くんが本来自然に開花するはずの能力が他にあったとしたら?
赤司征十郎には能力が2つある。天帝の眼、それともう1つ…同等かそれ以上の能力が」








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