• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第40章 約束は




日向
「あーいってー、案の定カゲトラさんにぶんなぐられたわ。思いっきり」


木吉
「いやぁ、死ぬかと思ったな」



火神の家からの帰り道、日向と木吉の頭にはたんこぶができていた。その理由は相田の父、景虎が「今何時だと思ってんだコラァ!!年頃の娘つれて夜更けまで…なんかあったらどーすんだバカヤローが!」と拳骨を食らわされたからである

彼らが謝ったにも、相田が止めたにも関わらず景虎は1発本気でいれたんだろう。本当に痛そうである



日向
「それもこれも黒子のせーだ!」


木吉
「まあ確かにちょっと長かったかもなー、それに…悲しい話だった…でもさ、話してくれて嬉しかったよ。俺は」


日向
「ああ…そうだな」


木吉
「黒子はいつもあまり自分から話すタイプじゃないからな。だからと言うわけじゃないが、今までに黒子について知らないことも多かったし、その分どこか打ちきれない部分もあったと思うんだ」


日向
「誰にだって話したくないことの1つや2つあんだろ。それに黒子はそのつもりはなかっただろうけど単純に同情してやるような話でもなかったしな
むしろ俺は火神と同意見だね」



時は少々遡り、黒子が帝光の話をすべて話し終わった後のことである。すべて聞いた火神は頬杖をつきながらやる気のない顔で「なんだよ。オメーが悪ーんじゃん」とごく普通に言った



火神
「今までさんざんもったいぶってきたからどんだけの話かと思えば、心配してソンしたぜ。ビックリしたのは赤司が2人いたことくれーだ」


降旗
「ええっ!?だって「キセキの世代」は試合であんな…」


火神
「別にあいつらが正しいなんて言ってねーよ。だから間違ってると思ったんなら、とにかくぶん殴ってやりゃよかったんじゃねーか」



その反応に相田と木吉はキョトンとしたような表情をさせ、小金井は「わあー、やばーん」と言って土田は「さすがバカガミ」と褒めているのか貶しているのか、そう言った






/ 739ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp