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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第40章 約束は




荻原
「(今わざと…!?まさか…なんでそんな…)」


青峰
「ったく最後に花もたせる形にしてやったのによー」


黄瀬
「けどホラホラッ揃ったじゃないっスか、目標達成っス!」



荻原
「(揃っ…!?まさか)」



そう思った明洸の選手が得点板を見てみると111対11ですべて1で揃っていた



荻原
「(両チームの点数…を1…に…ただ、それ…だけ…?)」


「じゃあ…ここまでの失点も…わざと…!?」


荻原
「(最初から…遊ばれていた…だけだったのか、あんあ…ヒマつぶしのような数合わせに、オモチャとして…)」



そこにようやく黒子が着き、荻原の名前を叫ぶと彼は「…黒子」とポツリ呟いてから絶望した表情で、彼を見た

黒子はその表情を見て「赤司くん…なんで…」とポツリ呟いてから涙を流し始めた



黒子
「(友達との約束をふみにじり、仲間の声は何も聞こえない…優勝したのに、胸が痛い、息が苦しい。これが…こんあものが、勝利と呼べるのか?)」



そうして黒子は赤司に去年の秋に問い掛けた「勝つこと以上に大事なことは、ないんですか?」という質問に対しての答え、「ない。なぜなら帝光の理念が「勝つこと」だからだ」という言葉を思い出した

そして「うっ…ぁ、あ”っ…」と嗚咽を出しながら泣き始めた



黒子
「(もう僕にはわからない。じゃあ、勝利ってなんですか?)」






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