第7章 ピアスと後半と
名前
『テツヤ!…に涼太、あ、いや黄瀬くん?』
黒子
「…すみません。居なくなって」
名前
『分かってるなら行くなよ…』
黄瀬
「えっと…黒子っちの彼女ッスか?」
名前
『いや、友達です』
…何だこの重い空気は
て言うか原作で涼太とテツヤ接触してたんだから来なければ良かったぁぁ!
ふと気づくと涼太がこちらをじっと見ていることに気づいて疑問が浮かんだ
親密な話してる時に出て来ちゃったのかな、それともつい涼太って呼んだのがいけなかったのか…
黄瀬
「…あの、俺と会ったことないッスか?」
名前・黒子
『「!!」』
黄瀬
「…どーも気になるんスよね」
黒子
「きっと黄瀬くんの思い込みですよ」
名前
『そ、そう!思い込み!』
黄瀬
「ヒドッ!」
知ってる人に知られてないってやっぱり悲しくなるなぁ。と溜め息を吐いて涼太の方を向く
やはりこちらをジーっと見ており、いろんな意味で緊張してきた
黒子
「そう言えば黄瀬くん、青峰くんの模倣しようとしてるんですか?」
黄瀬
「そうッスよ。やっぱ難しいッスねー!」
名前
『りょ、黄瀬くんなら…大丈夫だよ。すぐできる』
黒子
「…そうですね。黄瀬くんならすぐできると思いますよ」
黄瀬
「黒子っち…その友達…」
その友達ってなんだと心の中でツッコミを入れてから帝光時代の涼太のことを思い出す
…大輝の模倣できたもんね
名前
『…大輝の模倣ができたら、涼太のほっぺにチューしてあげるよ』
黄瀬
「名字っちのチュー!?
って…何で俺、アンタの名前知ってるんスかね」
名前
『テツヤがあたしを呼んだときに聞いてたんじゃない?』
黄瀬
「そうなんスかね…」
考え込んでいる涼太を見て笑みを浮かべながら懐かしいと感じるていると、
涼太は急にあ!と声をあげて、ポケットの中を探りだした
しばらくして涼太の手のひらに乗って出てきたのは、小さな巾着袋だった