第38章 初めての全中
黒子が出てきたことに驚いた観客に4ファウルもあるのに出てきた青峰に驚いた観客がおり、客席はとてもざわついていた
その事に双子は「はぁ…!?あんなんがユニ着てんのかよ?」「しかも4Fの奴まで出してくるなんて… 即退場でベンチに返してやる」と話していた
しかしそこに赤司がドリブルしながら話しかけた
赤司
「1つ忠告しておこう。ここからはもうそうそうファウルをとれるなど思わない方がいい
全力で守ることを勧めるよ」
「「あ?」」
その瞬間赤司はどこかにパスを出したがそのルートは変えり、紫原の方へとボールが渡った。そして彼は「おっけ~」とゆるい返事をしてからダンクを決めた
不思議なパスに「なっ…なんだ。今のはっ…!?」「何が起きたー!?」と観客は盛り上がり、帝光ベンチも先程とは違った雰囲気になった
その後黒子はパスを回し、緑間に回すと彼は見事な3Pを決め、ついに逆転した
『うおお、また決まったー!!』
緑間
「調子は戻ったようだな、青峰と何かあったのか?」
黒子
「…いいえ…けど、ウジウジ悩むのはあとにします
まず全力でこの試合に勝って、細かいことは終わってから教えます」
それを聞いた緑間は「やっと、らしくなったようだな」と言いながら綺麗な笑みを浮かべて笑った
相手校、鎌田西の監督は「まさかあんな選手がいるとは…気が付くとパスが通っているだと…!?これではファウルなどとれん!」と悔しそうにしており
双子の弟の方が「くそがっ…せめて1対1にもちこめれば…」と言うと、青峰は「…へぇ1対1…ね、いいぜやってみな」と言ってボールをとった
その反応に弟の方が「4Fだぞわかってんのか!?何考えてやがる!?」と目を見開いているのを、白金は先程のやりとりを思い出しながら見ていた