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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第38章 初めての全中




また一方その頃黒子が外に出て風に当たっていると携帯が震えて、画面を見て目を見開いてから急いで通話ボタンを押した



黒子
「荻原くん!?」


荻原
「うお出たラッキー!!だめもとだったけどちょうどインターバル中!?昨日電話した時泣き事しか言わなかったから反省してさ、1つ大事なこと言い忘れた!
今年は約束守れなくてごめんな!来年!またやろう!そんだけ!」


黒子
「いえ…今ので十分です」


荻原
「十分?まーいーや!あとさ!トーナメント表見たんだけど、決勝鎌田西だろ?双子がいる…」


黒子
「はい」


荻原
「俺1回戦であいつらに負かされたからさ、敵とってくれよな!」



彼の言葉に黒子は元気が出たのかクスッ…と笑ってから「さわやかに恨みがましいですよね荻原くん」と笑うと「なに!?」と驚いた

「でも…頑張ります」と言った黒子が電話を切るとそこに青峰が「おうテツ…なんでこんなとこいんだ?」とやってきた

それに驚いた黒子は「青峰くん」と目を見開いたが彼にもう不穏な空気はまとっていなかった



青峰
「…行こうぜ。とりあえず勝たねーとな」


黒子
「はい」



そう言葉を交わして彼らは控え室に向かい、その後会場に戻ると黒子は白金に「監督、お願いがあります」と寄っていった



黒子
「後半…僕にいかせてもらえませんか?」


黄瀬
「うっわ珍しー黒子っちからあんなこと言うなんて」


緑間
「というか、初めてなのだよ」


白金
「…フム、わかった。行ってこい
それと青峰、4ファウルだが、あえて出てもらうぞ。後半開始から攻める」


赤司
「準備はいいね、行こうか」


黒子
「はい」


青峰
「おう」



そう言って彼らはユニフォーム姿になった。彼らの目にもう迷いはないようだった





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