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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第38章 初めての全中




不安そうに見てる桃井の隣には虹村が座っており、前に白金から言われた言葉を思い出し悩んでいた



白金
「青峰には何もしなくていい」


黄瀬
「え?」


白金
「今まで通りにしていればいい、今励ましや慰めは逆効果だ。必要ならば私が話そう
黒子についても同様だ。わかったな」


虹村
「(監督はああ言っていたが…どうなんだ実際…)」



そう思いながら虹村の目線の先にいる青峰は横に飛びながらシュートを放ち、それを見事決めた
様子を見ている虹村は眉間に皺を寄せながら「あいかわらず危なっかしいプレイなのに…キレは増す一方だ。ワケわかんねーぜ」と考えていた

そんな青峰の後ろ姿を見ながら例の双子は「いやぁ強すぎだろやっぱ…」と言ってから「反則的だろ」や「手も足もでねーわ」と笑っていた



虹村
「双子かよ…珍しいな、どんな奴らだ?」


桃井
「それが…ほとんどデータがないんです…記録にも目立った点はないんですが…」


虹村
「マジか?
(桃井の情報が少ないってことはずいぶん上手く隠してきたのか…?それともたまたま双子ってだけでたいしたことねぇだけか…?)」



その双子の片割れである弟は黄瀬が1対1で抜こうとした際にぶつかって倒れこみ、黄瀬はそれを理由にファウルをもらってしまった

その後シュートを撃とうとした彼をブロックしようと青峰が跳ぶとぶつかってしまい、青峰もファウルをもらってしまった



青峰
「(コイツ…今自分から…)」


緑間
「…」


黄瀬
「(今日の審判けっこうキビシそうっスね…極力接触は避けて…スピード勝負!!)」



そう思って黄瀬が今度は双子の兄の方と1対1で抜こうとするとぶつかってもいないのに、彼は倒れた




「白8番!!」


黄瀬
「なっ…(今当たってないのに…)
ちょっ今の俺のファウルっスか!?」


「早く手をあげて!」


黄瀬
「はっあぁ!?どこに目ぇつけてんスか!?相手が勝手に転んだだけじゃん!んなジャッジ納得いくわけ…」


「!」


虹村
「やべっ…」


赤司
「黄瀬、やめろ!」


「テクニカルファウル、白8番!!」


黄瀬
「なっ…」



ファウル5つで退場なのに黄瀬は反論したために3つになったことから紫原は彼の後ろから頭を押し「ちょっと黄瀬ちーんカンベンしてよー」と言った








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