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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第38章 初めての全中




荻原
「うおー久しぶり!」



黒子の事を呼んだのは明洸中の荻原で、出会っていきなり彼は黒子に肩を組んできたが黒子は「荻原くん!」と言って嬉しそうに笑みを浮かべた



荻原
「2年ぶり、だな!」


黒子
「お久しぶりです」


荻原
「おーホントだ帝光ジャージ!改めて見るとすげーなやっぱ!あとなんかフンイキ変わった?」


黒子
「荻原くんも…あの…ごはんつぶついてますよ」


荻原
「あ」



指摘されたごはんつぶをとって荻原はパクッと食べた。その事に黒子は「あいかわらずですね」と感想を述べてい、少し呆れた表情だった



荻原
「まーその…なんだ!……こうしていざ会ってみると、何話していいかわかんねーな!」


黒子
「そうですね」



そう話をしようとしたが明洸のチームメイトが荻原の事を呼んでおり、「あ」と声をこぼした



「けどまぁ…楽しみにはずっとしてたんだ。ホントだぜ!やるとしたら決勝だな、絶対勝ち上がるからな」


黒子
「僕もです。がんばりましょう」



そう言葉を交わして2人は別れた

その翌日、全中初日リーグ戦第1試合。初日にも関わらず観客が満員を超えている状況に黄瀬は驚き、紫バラは「初日からはさすがに初めてじゃないー?」と緑間に問いかけると「ああ」と返事をしていた

整列のアナウンスがかかったためにキセキの世代が立ち上がると何かがズンッ…と体を重くさせていた



青峰
「(去年もあったな…このカンジ、しかも今回は特別注目度が高かったせいか1段と重めー気がすんな)」


黄瀬
「ありゃ?うわ俺もしかしてキンチョーしてる?」

青峰
「あー、こればっかはしょーがねーな」



それは重圧(プレッシャー)。帝光の選手は優勝以外許されない。ほとんどの観客・マスコミはそれを期待し、万一負ければたちまち非難の的になる

負けは論外苦戦もダメ。最強だからこそのしかかる絶対に負けられない重圧は想像を絶する



虹村
「クソ重いギブス着せられるようなもをだ
こればっかりは、天才も凡人も大差ねーよ」



そう虹村が説明した後すぐに会場は静まり返り、ピッとホイッスルの音がよく響いた





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