第37章 小さな変化
そんな彼の事を心配しているがどうすればいいのか分からない黒子は、あの約束の相手へと電話をしていた
「よう黒子じゃん!珍しいなメールじゃなくて電話なんて!」
黒子
「今ちょっといいですか?」
「おう!どした?」
黒子
「実は…」
そう言って黒子は青峰のサボリの事を説明しながら公園へ向かい、ベンチに座った
「ふーん…エースのサボりねー」
黒子
「どう思いますか?」
「どーって言われてもなあ…ムズカシイ…てゆかなんで俺?」
黒子
「キミは青峰くんと似ているので何かわかるかと…」
「どんなムチャぶりだよ!?てか似てねーし!!知らんけど!
…んー、よくわかんねーけど前ちょっと聞いた灰崎って奴よは違う気がすんなー、バスケを嫌いになったわけじゃないんだろう?
むしろ誰よりも好きだから、練習に出れなくなってんじゃねーの?」
黒子
「?どういう…」
「わっかんねーよ、なんとなくだなんとなく!
ただまあはっきり言えるのは、今まで青峰には何度も助けてもらったんだろ?今度はお前が助けてやれよ。それが仲間ってもんだろ」
彼の言葉に黒子は目を見開いて「…はい」と少し力はないが返事をした
「あ、あとな、ウチもあと2つ勝てば全中出場なん?あん時の約束はたすまで負けんなよ!…って、帝光じゃそんな心配ねぇか?}
黒子
「はい。もちろんです。ありがとうございました…じゃあ」
そう言って黒子が電話を切った画面には「荻原シゲヒロ」と表示されていた