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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第37章 小さな変化




黄瀬
「?それに何か問題あるんスか?」


赤司
「だからとも言えるが試合でも勝ちが決まってからモチベーションの低下がしばしば目立つ。だが監督も言っていたはずだ、どんな相手にも全力を尽くすのが礼儀と

よってノルマを課したい、と言っても簡単なものだ。相手によって変更もあるが、基本1試合1人20点とること」


黄瀬
「いーんじゃないっスか?楽しそーだし。ねー青峰っち!」


青峰
「あー…なんか…めんどくせーな」


予想外の反応に黄瀬は「あれ?なんかノリ悪くないっスか?青峰っちむしろこーゆーのいつも燃えるじゃないっスか」と反応し、青峰のいる方に詰め寄った

青峰はそれに「だってよー勝ってんならいーだろ別に」と投げやりな態度を見せた



赤司
「俺も好んで課すわけではない。だがはっきり言わせてもらえば、今言ったモチベーションの低下が特に目立つのはお前だ
いやならばプレイで示せ。スコアラーが得点に執着しないようではチームの士気にも関わる」


青峰
「…わったよ。とにかく点とりゃいいんだろ」



そういった青峰の目はどこか虚ろで、その様子をみた黒子は少し不安そうな顔をしながら青峰の事を見ていた
そのノルマによってか帝光は今までよりも点を多くとって予選トーナメントを順調にコマを進めた

だがある日、それは訪れた



黒子
「青峰くんが休み…?風邪か何かですか?」


黄瀬
「さー電話してもつながんないんスよね」


緑間
「桃井何か聞いているか?」


桃井
「ごめん私にもさっぱり…」

赤司
「とりあえず理由がわかったら教えてくれ話はそれからだ」


黄瀬
「珍しいっスねマジ、青峰っちが練習休むなんて…」


紫原
「まーどーせすぐもどってくるんじゃねーの?」



だが理由はサボりだった。その後きびしく注意を受けたが、逆にその頻度は徐々に増していった






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