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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第37章 小さな変化





黒子
「青峰くん!」


青峰
「あ、おっおう」



その事を思い出していた青峰はボーッとしていたのか黒子に「どうしたんですか?」と聞かれたが「いや…なんでもねぇよ」と言葉を濁してからそっぽ向いた

それに黒子は「?…そうですか」と返し、前を向いてすれ違う人の観察をしていた



青峰
「そういや今のスタイルになってからよく周りの奴じーっと見てたりなんかするな。なんか」


黒子
「はい。人間観察です」


青峰
「は?かんさつ…?」


黒子
「視線誘導に応用する訓練と言った所ですね」



彼の説明に青峰が?マークを浮かべていると後ろから桃井が「テツくーん!!」とドーンッと抱きついた



桃井
「なんかテツに急にグイグイ来るようになったなさつき、黄瀬と言いどいつもこいつも…」


桃井
「だってーガマンできないんだもんー」


黒子
「すみません。早くどいてもらえますか」

青峰
「つか話のコシ折んじゃねーよ
ったく…」


桃井
「えー何々?なんの話?」


黒子
「ああそうでしたね
じゃあ…そうですね…桃井さん」



ジッ…と黒子は桃井の目を見つめ始め、それに対して桃井は頬を赤く染めながらも見つめ返した



黒子
「桃井さんは見つめられたら見つめ返すタイプですね」


桃井
「え!?」


青峰
「なんだよそりゃ?」


黒子
「タイプの話です。逆に見つめたら目をそらす人もいますね。人には様々なクセがあり、異なるリアクションがあります。それを観察して分類わけするんです
さっきすれ違った人はアゴをさわるクセがありました

視線の誘導は万人共通の心理絵的反応だけでなく相手のクセやタイプも加味して行います。だからその訓練を日常的にしているということです」



彼の話を聞いた青峰は納得していたが、その近くで桃井は「みつめあっちゃった…テツくんとみつめあっちゃった…!」とはわわと喜びつつ照れていた








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