第37章 小さな変化
その日の放課後、黒子が体育館へ行くと先輩達から囲まれた見慣れない黄色い頭がいた。彼は「あ、来た!」と来た瞬間に彼に駆け寄り「待ってたんスよー。なんせあんたと一緒にやりたくて入ったんスからねバスケ部!」とてっきり黒子の事を言っているのかと思った
だが彼はその隣に居る青峰の事を「青峰っち!」と言って「っち!?」と早々驚かせた
青峰
「おー…まあよろしくな黄瀬クン!あ、そだ。コイツにも挨拶しとけよ!今日からお前の教育係だとさ」
黄瀬
「…へ?」
どこにいるのかと黄瀬が探すと青峰が「お前のすぐ横だって」と言い、横を向いた彼はやっと黒子の事を見つけた
「はじめまして、黒子テツヤです」そう平然として言う彼に対し黄瀬は焦りか何かの汗をかいていた
黄瀬
「うんぎゃあ!?誰だアンタ!いつからいたの!?」
黒子
「黒子テツヤです。少し前からいました」
黄瀬
「そんで…え!?教育係!?誰が!?」
黒子
「僕です」
黄瀬
「(コイツが…!?え!?1軍の人!?バカな!これに教育されんの!?すんじゃなくて!?
色々ツッコみてーけどまずは…カゲうっす!!!)」
青峰
「ちゃんと言うこと聞けよ!
こう見えても立派なレギュラーだからな!」
黄瀬
「れぎゅっ!?バカなー!!」
こうして黄瀬には黒子が教育係が付いたが、練習中に黄瀬は黒子以上の身体能力を持っていた。いや黒子並で1軍に入れる人なんて稀なのだが
そんな彼を緑間は「とてもバスケを始めて2週間とは思えないのだよ」と褒めており、紫原も「ホントーどっかの誰かさんとは大違いだね~」と賛同していた
そのどっかの誰かさんである黒子は「ほっといてください」とジト目で彼らの事を見ていた