第36章 15番のユニフォーム
黒子
「…」
青峰
「…ってあれ?うれしくねーのかよ?」
黒子
「いえ…嬉しいんですが、正直実感わかなくて…いざもらうとなると…」
赤司
「今度は仮ではなく正真正銘のレギュラーだ。おめでとう」
紫原
「ま、いーんじゃないー?別に」
緑間
「ああ、良かったな」
次々に言葉を言うキセキ達に対し真田は「それともう1つ」と彼らとは全く違う、捉え方によっては嬉しいもので、悲しい事を口にした
真田
「今までスタメンは現2・3年をローテーションで使ってきたが今後は赤司達、現2年生を中心に使っていく。以上だ。解散!」
その言葉を聞いた3年は動揺を見せ、久保田が「虹村…」とポツリ名前を呼ぶと彼は「ああ…わかってたこった、驚きゃしねぇよ」と話を始めた
虹村
「あいつらが入ってきた日から遅かれ早かれこうなることは覚悟してた。その日が今日だっただけの話しさ。そんでこの先どうすべきかもな…」
そんな黒子にとって嬉しい事が起こった練習後、黒子は約束の人へユニをもらった事をメールしていた。すると彼のもとへすぐに返信が届き、内容を見た彼はキセキの世代達から言われた祝いの言葉を思い出して、ガッツポーズをした
何日か後桃井は黒子に用事があるために彼のクラスに「あのーすみません。黒子くんて居ますか?」と声を出すと「はい」と後ろから彼が声を掛けると桃井は悲鳴に近い奇声をあげた
彼女に黒子は動じず「どうかしましたか?」と声をかけ、本当に6人目でいいのか…カゲ薄い…等考えてる桃井のことを不思議そうに見ていた
桃井はそんな黒子に「注文してたユニ届いたから持ってきたよ。はい!」と彼に15番のユニフォームを渡した
黒子
「!ありがとうございます」
念願のユニフォームをもらえた黒子はそれを掲げてキラキラオーラを出し、彼を見た桃井はちょっと困惑していたが「あ、あと1つ連絡事項」と彼にまた話を始めた
桃井
「今日から1人1軍に上がってくる子がいるんだけど…」
黒子
「あ、昼にその話し聞きました」
「じゃ話早いね!その彼バスケ部に入ってまだ2週間ぐらいらしいの、だから君に彼の教育係についてほしいんだって
名前は黄瀬涼太」