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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第36章 15番のユニフォーム




真田
「よーし今日はここまで!!」


「「「「っつかれしたー!」」」」



練習が終わったにも関わらず青峰は「うしっ!」と言いながらバンッとバスケットボールを持ち直して気合いを入れ直し、「おーいテツー、今日もこの後残って練習だろ?」と黒子に声を掛けた

だが黒子は「すいません今日は、帰ります」と吐きそうな蒼白い顔で言い、さすがに青峰もこれには「あ、ああわかった」を了承した

そんな彼に桃井は「大丈夫かなぁ…」と心配そうな声を出していたが、青峰は「大丈夫だってすぐ慣れんだろ」とドリブルを始めた

だがその頃部室で着替えてる周りとは違い紫バラはお菓子を食べながら「いや~…ダメっしょ。初日ってもあれはさすがにショボすぎでしょ、何度かヒネリつぶそうかと思ったし」と呟いた



灰崎
「あ"ーおれも、見ててムカツクわ」


紫原
「…今別に崎ちんに話し掛けたわけじゃないんだけどー」


灰崎
「あ"あ"!?てめぇケンカ売ってんのか!?」


緑間
「やめるのだよ2人共、あとお菓子をすぐ食うな紫原…とは言え、黒子については俺も同意なのだよ。今後大丈夫なのか赤司」


赤司
「まあ予想はしていたが…確かに練習には最低限ついてきてもらわないと困るね、そこは彼に頑張ってもらうとして…あとは実践で認めてもらうしかないな」


緑間
「…実践?まさかあいつを出すのか?」



彼の言葉に帰ろうとしていた虹村は足を止め「んだよ赤司、お前まだ言ってなかったのか」と言って説明を始めた



虹村
「ウチの地区ではこの時期毎年上位10校で交流戦を行っている。非公式だがただの練習試合より熱の入る大会だ」


緑間
「?知っています。来週ですよね」


虹村
「ああ…けど帝光は基本実力的に頭2つ抜けてるからな、あえて厳しくするためにわざと制限つきで試合をする。まわりには言わねーけど
今年の制限は1年のみだ。今までスタメンは上級生ローテーションでかえていたが、今回はお前ら5人だけで戦ってもらう
上級生もベンチに入っているが万一危なくなったら交代するが、もしそうなったら最悪降格も覚悟しとけよ

それともう1つ、1年つーことで黒子にも6人目として出てもらう。ただし使えなけりゃ、即降格だ」








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