• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第36章 15番のユニフォーム




それは雪が降っている日のこと、ついに黒子が赤司の下へとやってきたらしく練習中の彼に「おーい赤司!お客さんだ」と呼ぶ声が掛かった

出入口に立っている黒子を見た赤司は「…やあ黒子くん、待っていたよ。3か月ぶりだね、答えはでたかい?」と質問しつつ彼を招き入れた

黒子がすぐに「はい」と返したため「では…」と赤司がテストをしようとすると黒子は「あの…1つお願いがあるんですが、可能ならば…試合形式で見てもらえないでしょうか」と彼に質問をした

黒子の言葉に少し動揺を見せた赤司しかしその表情もすぐに戻り、「わかった。聞いてみよう」と言って主将である虹村の下へ歩き出した



虹村
「あァ?あーアイツかァ前言ってたの…マジで?アイツ!?
…まーいいやコーチもお前推薦ならいいってったし、約束通り見るだけなら見てやらァ」



そうして黒子のテストを開始するべく2軍用の体育館に1軍コーチの真田と主将虹村、副主将の赤司、3軍が集まった
彼らの存在に他の選手はざわついていたが3人は彼らを気にせず、赤司は黒子に今日の事を説明していた



「今日が2軍3軍の合同練習日でよかった、混乱をさけるため部員達に詳しい事情はふせてある
確認しよう。テスト形式は2軍対キミのいる3軍の5対5ミニゲーム、ここで実力を見せてもらう

まず勝つこと、その上でコーチと主将を納得させるだけのプレイを見せること、それが合格条件だ

なお、このテストは例外中の例外だ。チャンスは一度きり、次はない。じゃあ 健闘をいのるよ」



リストバンドを付け荻原との約束、青峰からの言葉を思い出して緊張を落ち着かせた黒子は試合開始のホイッスルが鳴ったと同時に眼を開いた

そして視線誘導を使ってマークを振り切り今のスタイルであるパスを使って味方へパスを出し、観客やコーチ、赤司達を驚かせた







/ 739ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp