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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第36章 15番のユニフォーム




振り分けテストから黒子はバスケ部の練習にがんばってついて行こうとしたものの、彼は練習のキツさによりよく吐いてしまっていた。しかしそれでも彼は試合の際は声だしをしたりと、頑張っていた

そんな彼の耳に早くも1軍に入った彼らの話が入ってきた



「おい聞いたか?この前のいきなり1軍にいった4人もうレギュラー入り決まったらしいぜ」


「うわーなんか別格ってカンジだなー天才っての?」


「あと最近もう1人入ってそいつもいきなり1軍だってよ、確か灰崎ってヤツ…」


「マジかよ!?」


「あーあのちょっとコワイ奴!?」



そんな風に彼らが噂をしていると練習試合が入っている帝光バスケ部1軍は外を歩いていた。そこは3軍から見えるところで、黒子はジッと彼らを見ていた

その後、夏季昇格テストがあったが黒子は上がることができず、約束の彼との手紙を読んでから星空を見上げた

彼はその後吐かなくなったと嬉しいのかは微妙だが褒められているのだろう。さらに自分から居残り練習をするようになった



桃井
「最近あそこ…オバケが出るらしいよ」


青峰
「…は?」



そんな噂が出回り始めたのも同時期、青峰は自主練したいが1軍だと人が多いからと3軍の体育館に行こうとすると桃井に先ほどの言葉を言われたのだ

しかし青峰は桃井の止めも聞かずにボールを持ったまま歩き始めてしまった。止めた桃井の下にはマネージャー友達である新井美希(通称みっちゃん)と菊池敦子(通称あっちゃん)に声をかけられた



新井
「ねぇねぇさつきちゃん!」


桃井
「ん?」


新井
「青峰くんと幼馴染なんでしょ?いいなー!彼女とかいるのかな?」


桃井
「え?」


菊池
「ねー!この前の全中でも大活躍だったし…カッコイイよね?」


桃井
「え…そ…そうかな?(アレがカッコイイ…!!)」



そんな風にガールズトークに花を咲かせていると洗濯物がバサッ…と落ちかけた。彼女達は洗濯物で手が塞がっており、誰かが「…あっ」と声を漏らした







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