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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第35章 完全無欠の模倣




観客もある程度はけ、会場の出入り口付近では政倫が勝った事を素直に喜んでいた。中でも黒子は自分の右手をジッと見つめており、不思議に思った河原が彼に声を掛けた



河原
「どうした黒子?」


黒子
「いえ…僕は今までパスに徹してきて…シュートを決めたこともなく…ましてブザービーダーなんて初めてです」


河原
「?あーそ。いやそーか」


黒子
「なんとゆうか…もう…今死んでも本望です」


火神
「うわぁ見たことねぇ過去最強にゆるんだ顔!!つか死ぬな!!」


木吉
「そりゃあよろこぶのもムリないな」


伊月
「最後1番目立ってたからな、カゲ薄いどころか今日1番のヒーローじゃないか?」



彼の言葉が何か引っかかった相田は笑みを少し崩してから「…まさかね」と思った。そんな彼女の近くにいた日向じゃ「ったくよろこぶのはいいがほどほどにしとけよ」など色々言っていたが彼の表情もなんだかんだで緩んでいた

彼ではしまんないとわかった相田は彼をハリセンで叩いてから「日本まであと1つ…海常はもちろん今まで戦ってきたチームの分まで勝たなきゃいけないんだから!」ときの引き締まることを言った

そして日向が帰ろうと思い選手達に声をかけると火神は鎖骨あたりを触り、指輪をなくした事に気づいた。彼はすぐに探しに行き、相田は名前と黒子に火神と同じ方向を探すよう指示を出した



火神
「ねぇーっどこだー?」


緑間
「…探し物はこれか?」


火神
「え?そうそれ!どこで…緑間?」



目の前に居た緑間に驚いた火神だったが彼は並んで緑間と会話を交わし始め、黒子と名前は何も言わずに彼らの様子を見ていた



緑間
「…黄瀬に勝ったようだな」


火神
「あ?お、おー」


緑間
「フッ…」


火神
「んだよ」



笑われた事に不快感を抱き火神が聞くと緑間は「まさかお前が赤司の所まで辿りつくとはな…誉めてやるのだよ」と言い、火神はまた「なんで上から目線なんだよおめーはよ」と的確なことを言った







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