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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第34章 海常VS誠凛



諦めない海常の姿を見た日向の脳内では昨日の練習後に集まってした会話を思い出していた



相田
「明日はつい海常との決戦よ。絶対勝つわよ!!1度戦ってる相手だけど油断はしないで…」


日向
「あー…カントク」


相田
「え?」


日向
「ちょっと違うわ、今の。俺達は会場とやるのは初めてだよ」



その言葉の意味はまあ追々言うとして、海常はそのまま勢いに乗っていきフリースロー一本もらった。木吉からファールをもらった小堀は彼に話しかけた



小堀
「君は俺よりずっと優れた選手だ。けど俺は負けない…!!なぜなら海常の方が強く勝ちたいと思っているからだ
海常にとってこの試合はリベンジマッチ。誠凛は1度勝ってそれを受ける側だ

まして君は以前の試合にはいなかった。ただ勝ちたいだけの奴に負けるものか…!」



彼に圧倒されて木吉が何も言えずにいると、日向が後ろから「なんか言い返せよ!ダァホ!言いたい放題言われたあげく黙り込んでんじゃねえ!」と彼の頭をバゴッ!!と押した

そんな彼に木吉は「いやああまりにもっともだったんでつい…な、強いわけだと思ってさ」と言うと、周りが納得しているのに対し日向はカチンッと怒っていた



日向
「昨夜言ったこともう忘れたんか、ついじゃねぇだろ。諦めてどーすんだ「鉄心」さんよぉ」


木吉
「すまんすまん。だからその呼び方やめて「鉄心」ての」


日向
「だいたいここまでロクな活躍してねーじゃねぇか頼むぜ「無冠の五将」!」


木吉
「いやそれもやめろって」



言い合いしている日向達に気づいた伊月が彼に視線を送ると彼らは変わらず続けており、「てーっしん!てーっしん!!」と連呼する日向に木吉の何かがプチッと切れた



木吉
「言ってるだろさっきから!!いくら日向でも怒るぞ!」


火神
「!?」


木吉
「「鉄心」って言うな!「鉄心」って言う奴が「鉄心」なんだぞ!!」


日向
「何言ってんだイミわかんねーよダアホー!!」


木吉
「日向だってスリーだってぽこぽこ決められてんだろ!」


日向
「うっせー俺はこれからなんじゃバーカ!!」



2人のやり取りを見ていた火神は「い、いいんすかアレ…?」と伊月に聞いており、彼は「…ほっとけ、じきにおさまるから」と溜め息を吐き、水戸部も相田も呆れているような様子を見せた






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