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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第34章 海常VS誠凛




その後黄瀬の完全無欠の模倣は止まらず、3分間で13点まで差をつけた。観客はそんな黄瀬に声を上げていた



火神
「(「キセキの世代」5人いっぺんに相手してるようなもんだ。やべぇマジで手がつけられねぇ…!!
しかもまだ3分!?完全無欠の模倣は約5分だから、あと最低2分はこれが続くのかよ!?)」



焦っている火神を前に黄瀬は溜め息を吐いて「あーしんど…!とりあえずちょっと休憩っス」と腰に手を当てながら言った

そんな彼の様子に火神は「なっ…」と目を見開き、黒子も同じく目を見開いて黄瀬を見ていた



黄瀬
「やっぱマジあの人らの模倣はしんどいんスわ、始まってすぐブッ倒れるわけにもいかねーし
試合はまだまだこれから、お楽しみはあとにもとっとかねーとね…けどま」


木吉
「完全無欠の模倣はいったんここまでらしいな…」


伊月
「ああ…だが」


日向
「(…最悪だ!)」


黄瀬
「目的は十分はたせたっスよ。主導権、もらった…!」



黄瀬に指差されている火神は「くっ…」と歯を食いしばり、紫原は「あーらら…いきなりやられたねー」とのんびりと彼らを見ていた

そして紫原は「でもさー」と話を続けた



紫原
「確かに黄瀬ちんの完全無欠の模倣はすごいけど…終盤もう1度使うとしたら差し引きだいたい残り2分に減ったんだし、結局早いか遅いかってだけじゃん?」


氷室
「あいかわらずバスケをわかってるんだかないんだか…いや…そんな単純じゃないさ。試合には流れってのがある
奇襲は成功、そしてその効果はまだ続く。おそらくそれこそ、海常の本当の狙いだ」



監督の武内の視線の先には日向がおり、彼はシュートをリングに当ててしまい攻守交替を許していしまった

ボールは笠松に渡り、マッチアップをしている伊月は黄瀬に目線を配った笠松を見た瞬間、パスルートを塞ごうとしたが、そこを見た笠松は早川にボールを回した

早川がシュートしようとした時木吉は後ろからボールを弾いた



笠松
「(ゴール下厚いな…!「鉄心」の木吉…やはりここが以前と1番の違いか)」



そんな笠松のマッチアップである伊月は火神へパスを出し、火神は受け取った瞬間ドライブで抜こうとし、彼は黄瀬と初めて会った時に見せた時と同じくフェイダウェイをを決めた。が、彼のボールはリングに当たり入らなかった








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