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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第33章 洛山VS秀徳




その後緑間は実渕を木村のスクリーンで距離をとり、高尾からのパスをもらいまた3Pを決めた



「ノータッチで決まった3Pー!!リングにかする気配すらねえ!!精密機械だまるで!!」


紫原
「(それはいつものことだけど…ミドチンスクリーンの使い方上手くなったな~)」


氷室
「(オープニングこそハーフラインからのシュートだったがそれ以降はほとんど普通の3P…やはり弾数を考慮して乱発はしないか…。それより気になるのは、彼だ)」



氷室の言っている彼とは赤司のことであり、彼はゆっくりとボールをドリブルしていた。そんな赤司のマッチアップは高尾であり、「さっすがオーラあんねーったく…ホントに同じ1年かよおまー」と思っていた

「さぁて…」と何かを思った高尾は試合が始まる前に控え室で話したことを思い出していた



中谷
「赤司のマークは高尾…お前だ。いいな」


高尾
「へーい。あ、でも1ついっすか。ムリだったらスンマセン」


木村
「いやがんばれよ!!やる気あんのかオイ!?」


高尾
「やる気はそりゃあるっすよ!けど緑間がビビるような奴ですからね!?」


緑間
「ビビってないのだよ!」


木村
「ひらき直んな!」



その事を思い出した高尾は深呼吸をしてから「集中しろ、集中!集中!集中!集中…!!!」と高めていた。赤司は速いドリブルを始めた

だが高尾は彼のドリブルに反応しており、止められるかと思ったが赤司は根武谷にパスを出したために止められずゴールを許してしまった

その後第1Q終了まで16対16と同点で終わり、観客は同点だからなのか盛り上がっていた



氷室
「アツシ…彼は本当にお前と同じチームの主将か…?」


紫原
「…?そーだけど」


高尾
「(どうなってやがる…確かに上手ぇ…スキルもあるし視野も広い、PGとしての完成度はさすがの一言だ…けど、手も足も出ないほどの実力差じゃない…!これが「キセキの世代」主将赤司征十郎…!?)」



彼のあまりの「キセキの世代」らしからぬプレイに氷室と高尾は違和感を抱いており、緑間は彼を黙って見ていた
そして緑間はインターバルのためにベンチへと向かった







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